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JPEG の GPS タグだけ削除 — 撮影日時・カメラは残す

JPEG の GPS タグだけ削除 — 撮影日時・カメラは残す

JPEG ファイルから **GPS の位置情報タグだけ** をピンポイントで削除。撮影日時・カメラ機種・レンズ・絞り値などの **他の EXIF メタデータは残します**。SNS や ブログ・ポートフォリオで写真を公開するときに、住所が特定されるのを防ぎつつ、撮影情報は記録として残したい場合に。**完全 GPL の `image-exif-strip` は全 EXIF 削除**、本ツールは GPS だけ。複数枚を一度に処理して個別 / ZIP でダウンロード可能。すべてブラウザ内で処理されるため、画像はサーバーに送信されません。

使い方

**JPEG 画像** をドラッグ&ドロップ または クリックでアップロードすると、(1) **EXIF を解析** して撮影日時・カメラ機種・レンズなどと一緒に **GPS 情報** (緯度・経度・高度) を抽出して画面に表示、(2) **GPS タグ** (GPSLatitude / GPSLongitude / GPSAltitude / GPSDateStamp / GPSTimeStamp など 30+ タグ) を **EXIF から削除**、(3) その他の EXIF (DateTimeOriginal / Make / Model / LensModel / Software / Orientation 等) は **そのまま保持** して再エンコードした JPEG を出力。複数画像をまとめて処理して個別 / ZIP でダウンロード可能。**`image-exif-strip` が EXIF を全削除するのに対して、本ツールは GPS だけ** をピンポイント削除する設計です。再エンコードしないので **画質劣化なし**。

詳細解説

位置情報タグだけが持つ固有のリスク

EXIF の中でも GPS タグは、他のメタデータとは異なる機微性を持っています。撮影日時やカメラ機種は「撮影した機材と時間」の情報ですが、GPS タグは「撮影した場所」そのものです。緯度・経度が小数点以下 6 桁で記録されるため、精度は数十センチ単位に達します。自宅や職場、よく行くカフェ、子どもを迎えに行く学校 ——こうした場所が写真に紐付いて外部に出ると、生活行動パターンが第三者に把握されます。

一方で、撮影日時・カメラ機種・レンズ情報・ISO・シャッタースピードといった撮影データは、ポートフォリオや報道写真・ストック写真の世界では「作品情報」として残しておく必要があることが多い。image-exif-strip が EXIF を全消去するのに対し、このツールは GPS タグだけを除去して他はそのまま保つ設計にしています。「場所は消したい、でも作品情報は残したい」というニーズに応えるためです。

「GPS だけ消す」オンラインサービスが抱える根本矛盾

GPS を消したい動機は、写真に写っている場所を他人に知られたくないことです。しかしその GPS 付き写真を外部のサーバーにアップロードした瞬間に、少なくとも運営者のサーバーには位置情報が届いています。「削除後に保存しない」という約束は、転送が起きた後の話です。転送ログ、一時キャッシュ、バックアップ ——これらにはアップロード時点のデータが残りえます。

さらに、利用規約に「サービス改善目的での内部利用」条項が含まれる場合、GPS 付きのオリジナル画像が何らかの形で扱われる可能性を完全には否定できません。プライバシー保護のためにアップロードしたデータが、保護される前に漏洩するリスクを負う構造は避けるべきです。

piexifjs による EXIF IFD 単位の編集

このツールは piexifjs (MIT ライセンス) を使い、JPEG の APP1 セグメント (EXIF データが格納されるマーカー) をブラウザ内で直接編集します。EXIF は IFD (Image File Directory) と呼ばれる構造で構成されており、IFD0 (基本情報)、ExifIFD (撮影設定)、GPS IFD の 3 つが主要な IFD です。このツールは GPS IFD のみを除去し、IFD0 と ExifIFD は変更なく保持します。

JPEG 画像本体の DCT データは一切触らないため、ピクセル単位で元の画質が完全に保持されます。再エンコードが発生しないことは、画質の観点でも重要です。処理はすべてブラウザのメモリ内で完結し、ネットワーク送信は発生しません。DevTools の Network タブで確認すると、ページ読み込み後はリクエストがゼロであることが確認できます。

GPS タグ削除後に確認しておきたい項目

GPS IFD を削除しても、XMP や IPTC に位置情報が別途記録されているケースがまれにあります。本ツールは EXIF の GPS IFD のみを対象にしているため、XMP / IPTC に独立して書かれた位置情報は除去されません。完全な位置情報の消去が必要な場合は、image-exif-strip でメタデータをすべて削除するか、XMP 対応のツールを併用してください。また、EXIF サムネイルの中に GPS が二重に書かれているレアケースでは、本ツールがサムネイル側の GPS も同期して削除します。

GPS IFD の内部構造と緯度経度の符号化形式

EXIF の GPS IFD (Image File Directory) は EXIF 2.32 (CIPA DC-008) の規格内で独立したサブディレクトリとして定義されており、IFD0 (基本情報) や ExifIFD (撮影設定) とは別の TIFF (Tag Image File Format) ディレクトリ構造を持ちます。GPSLatitude タグ (ID 0x0002) と GPSLongitude タグ (ID 0x0004) は、RATIONAL 型 (32-bit 分子 + 32-bit 分母の有理数ペア) を 3 つ並べた配列として格納され、それぞれ度・分・秒を表します。例えば北緯 35°41′22.2″ は [(35,1), (41,1), (222,10)] のような構造です。

GPSLatitudeRef (0x0001) と GPSLongitudeRef (0x0003) は ASCII 1 文字 (N/S または E/W) で北緯・南緯・東経・西経を識別します。さらに GPSAltitude (0x0006)、GPSAltitudeRef (0x0005, 0=海抜上 / 1=海抜下)、GPSTimeStamp (0x0007, UTC 時刻)、GPSDateStamp (0x001D)、GPSImgDirection (0x0011, レンズの向き 0-360°)、GPSDestLatitude / GPSDestLongitude (0x0014 / 0x0016, 目的地座標) など 30 を超えるタグが定義されており、piexifjs はこれらすべてを 1 つの IFD として一括除去できます。バイナリレベルでは GPS IFD へのポインタ (IFD0 内の GPSInfo タグ 0x8825) も同時に削除されます。

位置情報の写り込みを「タグ削除」と組み合わせて防ぐ

GPS IFD を削除しても、写真の ピクセルそのものに位置情報が写り込んでいるケース はカバーできません。住所表示板、駅名、店舗看板、車のナンバープレート、特徴的なランドマーク (東京タワー、特定マンションのロゴなど) は、画像認識・逆ジオコーディング (Google Image Search、Apple Visual Look Up、生成 AI の Vision API) で位置を特定する手がかりになります。SNS 投稿前の習慣として、(a) GPS タグ削除、(b) 背景の住所・看板・名前のチェック、(c) 必要なら image-pixelate でぼかし、の 3 ステップを組み合わせるのが効果的です。

業務でよく見落とされるのが、iOS / Android の標準カメラアプリが書き込む GPS 以外の位置ヒント です。iPhone の HEIC ファイルには Apple MakerNote 内に詳細な撮影シーン情報 (Apple Maps の周辺ランドマーク参照や Significant Locations のヒント) が暗号化された形で含まれることがあります。piexifjs は MakerNote をバイナリのまま保持するため、本ツールでも MakerNote 内の情報には触りません。完全な匿名化が必要な場合は image-exif-strip で EXIF を丸ごと消すか、image-resize のような Canvas 再エンコード経路を通すことで MakerNote を含む全メタデータが副作用として剥がれます。

よくある質問

入力データはサーバーに送信されますか?
いいえ。すべてブラウザ内で完結します。`piexifjs` (MIT) で JPEG EXIF を読み書きし、画像本体は再エンコードせず元のバイト列をそのまま保持します。外部 API への通信はありません。
`image-exif-strip` との違いは何ですか?
**`image-exif-strip`** は **EXIF すべて** (撮影日時・カメラ・レンズ・GPS・ソフトウェア・サムネイル全部) を削除します。最大限のプライバシー保護向け。**本ツール `exif-gps-strip`** は **GPS の位置情報タグだけ** を削除し、その他は残します。「ブログに写真載せたいけど自宅住所はバレたくない、でも撮影日と機材は記録として残したい」というニッチな需要向け。完全消したいなら `image-exif-strip` を、選択的に消したいなら本ツールを。
なぜ GPS だけ消したいケースがありますか?
(1) **SNS・ブログ・ポートフォリオ** で写真公開するとき、自宅・職場の特定を防ぐが、撮影日や機材を作品情報として残したい。(2) **報道・記事写真** で「いつどんな機材で撮ったか」は出版社が要求するが、被写体や撮影者の位置情報は隠したい。(3) **不動産・賃貸物件** の写真で、物件は公開するが正確な位置情報の embed は避けたい。(4) **ストック写真投稿** で、メタ情報は残しつつ撮影地は曖昧化したい。
本当に GPS だけ消えていますか?
**piexifjs の GPS IFD (GPS Image File Directory)** だけを EXIF から削除しています。具体的には GPSLatitude/Longitude/Altitude/GPSDateStamp/GPSTimeStamp/GPSImgDirection など **30+ の GPS タグ** がすべて消えます。IFD0 (基本) や ExifIFD (撮影設定) はそのまま。本ツールの結果を画像ビューワや別の EXIF ツールで開いて確認可能です。**XMP / IPTC** に位置情報が別途書かれている場合は別途削除が必要 (本ツールは EXIF のみ対応)。
PNG / WebP は対応していますか?
**対応していません**。PNG は **EXIF を持てるが GPS を埋め込む規格運用がほぼ無い** (撮影日時・カメラ程度)。WebP も同様。スマホやカメラから直接出る GPS 付き画像は **JPEG が圧倒的多数** (HEIC を変換した JPEG 含む) なので、本ツールは JPEG 専用としています。PNG/WebP から GPS だけ消したい需要があれば報告フォームで連絡ください。
HEIC (iPhone のデフォルト) は?
**直接は対応していません**。HEIC は GPS タグを Quicktime メタや EXIF とは異なる構造で持っており、対応には専用ライブラリが必要。**iPhone から直接共有すると JPEG 変換される** (iOS の「最も互換性のある形式」設定) ので、JPEG に変換してから本ツールへ。または `heic-convert` で JPEG に変換してから処理。
画像の画質は劣化しますか?
**劣化しません**。本ツールは **再エンコードせず**、EXIF セグメント (APP1) の中身を更新して書き戻すだけ。画像本体の DCT データはそのまま保持されるので、**画質完全保持** です (これが `image-exif-strip` の JPEG モードと同じ ピクセル単位無劣化)。WebP / PNG だと Canvas 再エンコードが必要で多少変わりますが、本ツールは JPEG 専用なので心配不要。
サムネイル EXIF (中に小さい JPEG) は?
**そのまま残します**。EXIF サムネイル (IFD1) は撮影機の機種判定や Lightroom などのプレビューに使われており、GPS タグとは独立。一部のサムネイルに GPS が二重に書かれている場合 (まれ) は通常版と同期して削除されます。
ファイル形式 / サイズの制限は?
**JPEG / JPG** のみ、1 ファイル最大 30 MB。スマホ写真 (3-10 MB) なら問題なし、フルサイズ DSLR JPEG (15-25 MB) も OK。RAW (CR2 / NEF) は EXIF を含みますが、本ツールは未対応。

「送らない」を確かめるには

このツールは入力データを外部に送信しません。仕組み・監査手順・運営方針は以下で詳しく説明しています。

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画像EXIF抽出
画像リサイズ — px / % で縦横比維持・ロック

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JPEG / PNG / WebP の最長辺を指定して、アスペクト比を保ったまま縮小します。複数ファイルをまとめて処理して、個別保存 / ZIP 一括ダウンロードに対応。すべてブラウザ内で処理。

画像リサイズ
AVIF を JPG / PNG / WebP に変換 — 古い Safari でも開ける形式へ

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ブラウザネイティブの AVIF デコーダで .avif 画像を読み込み、JPEG / PNG / WebP として書き出します。AVIF はファイルサイズが小さく Web 配信向きですが、古い Safari やビューアでは開けないことが多く、メール添付や Office / Slack などへの貼り付けにも不向きです。複数ファイルを一括変換して ZIP でまとめてダウンロードもできます。アップロードした画像は外部に送信されず、すべての処理はブラウザ内で完結します。

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