週番号 4 規格 — ISO 8601 / 米国 / 中東 / 簡易 を並列表示 + カレンダー可視化
任意の日付について、世界で使われている 4 つの **週番号 (week numbering) 規格** を並列表示します。**ISO 8601** (月曜始まり、1月4日を含む週が W01) / **米国式** (日曜始まり、1月1日を含む週が W01) / **中東式** (土曜始まり、ISO 風) / **簡易式** (1月1日 = Day 1、各 7 日ごと) の 4 種。SaaS のスプリント計画 (Linear / Jira の week-of-year)、ヨーロッパクライアント (ISO) と米国チーム (US 式) で **同じ「W21」が違う日付を指す問題** をデバッグ可能。年・月をスクロールしてカレンダー上で **各週の番号がどう振られるか** をマウスオーバーで視覚確認。境界 (年末年始) で各規格が分岐する典型ケースも見えます。`iso-week` (ISO 単体の双方向変換) の補完ツール、本ツールは **規格比較とカレンダー視覚化** に特化。すべてブラウザ内で完結。
使い方
対象日付を選択 (初期値は今日)。年・月ボタンでカレンダーが追随。 上段の 4 カード (ISO 8601 / 米国 / 中東 / 簡易) でその日の各規格での年・週・週内日番号が並列表示されます。 下段のカレンダーには月のグリッド + 各週の番号を 4 規格で併記。マウスオーバーで日付ごとの詳細ツールチップ。 URL に日付・年・月が同期され、共有 URL で同じカレンダー画面を再現できます。
詳細解説
週番号と業務スケジュールに含まれる情報
「W21 の納期」「Q2 第 3 週のリリース」——週番号は IT・製造・物流・金融のプロジェクト管理で広く使われるスケジュール単位です。週番号を入力して計算するとき、その数字は「この週にどのプロジェクトの何が動いているか」を示す業務情報です。外部サービスに週番号や日付を送信するたびに、業務サイクルのパターンがログに積み重なります。
週番号の規格が ISO 8601・米国式・中東式・簡易式で異なるという問題は、グローバルチームとの調整で頻繁に発生します。「ヨーロッパ側の W21 と米国側の W21 が別の日程を指していた」という誤認は、納期ミスや会議設定の誤りに直結します。このツールが 4 規格を並列表示することの実務的な価値はここにあります。
週番号変換サービスに日付を送ることのリスク
週番号と日付を相互変換するオンラインツールには、フォーム入力をサーバーで処理して結果を返す設計のものがあります。この構造では、「いつ・どの IP から・どの週番号を・どの規格で」という利用ログがサーバー側に残ります。スプリント計画・出荷スケジュール・リリース日の調整に使うたびに、プロジェクトの業務タイミングが外部に伝わる可能性があります。
また、週番号の規格実装は微妙な境界条件(年末年始の W53 / W01 の扱いや、ISO Year と暦年のズレ)を正しく処理できていないサービスが散見されます。誤った結果を信じてスケジュールを組むと、あとから日程がずれていたことに気付く事故が起きます。
ブラウザ内の Date 演算で 4 規格を完全再現
このツールは JavaScript の Date オブジェクトだけで 4 つの週番号規格を実装しています。ISO 8601 は「W01 = 1 月 4 日を含む月曜始まりの週」というルールを算術で判定し、ISO Year(暦年と最大 3 日ずれる)も正確に求めます。米国式は Excel の WEEKNUM(type=1) と同じ日曜始まり・1 月 1 日の週が W1 のルール。中東式は土曜始まりで W01 ルールは ISO 風。簡易式は 1 月 1 日を常に W1 Day 1 とします。
カレンダーグリッドの各週には 4 規格の番号が並列表示され、年末年始の境界でどの規格が何をするかを視覚的に確認できます。計算は完全にローカルで動作し、DevTools Network タブで確認してもリクエストは追加されません。
グローバル調整で週番号を使う前に確認すること
「W21 に会議を設定しよう」と合意する前に、相手が ISO 8601 の W21 を使っているのか米国式の W21 を使っているのかを確認することが不可欠です。特に年末年始(12 月末〜1 月初)は ISO W01 と米国 W53 が同じ週を指す場合があり、誤認しやすい時期です。このツールのカレンダー表示で事前に確認することで、グローバルチームとのスケジュール齟齬を防げます。
このツールはブラウザのローカル Date 演算のみで動作し、外部への送信はありません。計画中のリリーススケジュールや取引先との打ち合わせ日程を何度試算しても、情報が外部に出ることはありません。
ISO 8601 / 米国 / 中東 / 簡易式の決定アルゴリズム
ISO 8601 の週番号アルゴリズムは「W01 は 1 月 4 日を含む週」「週は月曜始まり」「ISO 年は週単位で決まり、暦年と最大 3 日ズレる」の 3 ルールから構成されます。実装上は対象日に対し「その週の木曜日」を求め、その木曜日の所属する暦年を ISO 年とします(木曜日アルゴリズム、thursdayOfWeek = date + (4 - dayOfWeek))。週番号は 1 月 1 日の同じ計算結果(同じく木曜日所属年)の最初の木曜日から数えます。この実装は 1971 年に Tomohiko Sakamoto が示した方式の系譜で、現代でも date-fns の getISOWeek や luxon の weekNumber で使われています。
米国式(Microsoft Excel の WEEKNUM(date, 1))は「日曜始まり、1 月 1 日を含む週が W1」というシンプルな規則で、年末年始に W53 が発生する仕様です。中東式(土曜始まり、ISO 風の W01 アンカー)は ISO 8601 のロジックを土曜始まりに置き換えたもので、サウジアラビア・UAE などの土日休でない地域で使われます。簡易式(1 月 1 日を Day 1 とする 7 日刻みの単純カウント)は SAP / Oracle の一部システムで Calendar Week として実装されています。本ツールは 4 種を並行計算し、同じ日付に対し異なる番号が並ぶことを視覚化します。
グローバルチームの週番号調整と業界別の慣行
ヨーロッパ(特にドイツ・スカンジナビア諸国)は ISO 8601 をビジネス標準として強く採用しており、「KW21」「Vecka 21」のように週番号で会議や納期を指定するのが日常的です。米国は「May 18 week」のように暦月日で指定する慣行が強く、両者を混在させると認識ズレが起きます。日本企業は ISO 8601 を採用するケースが増えていますが、社内システムが米国式(Excel デフォルト)の場合もあり、混在環境で「W21 = どの日付か」を確認する作業が必要です。
実務でよくあるエッジケースは年末年始です。2024-12-30 は ISO では 2025-W01-1(2025 年の第 1 週月曜)ですが、米国式では 2024-W53 または 2025-W01(実装による)。2026-01-01 は ISO で 2025-W53-4(2025 年の第 53 週木曜)になる年もあります。SCM・ERP システムは内部で ISO Year を保持しないと年末年始の週番号フィルタが破綻するため、データ設計の段階で (isoYear, isoWeek) のペアを保持する設計が推奨されます。本ツールのカレンダー視覚化はこの境界の動作を年末年始に切り替えて確認できます。ISO 規格 1 系統だけに絞って「YYYY-Www-D」表現で扱いたい場合は iso-week のほうがコンパクトで、確定した週の両端日付の差を「営業日換算」で出したいときは business-day-jp と組み合わせると年末年始の祝日も同時に反映できます。
よくある質問
- iso-week との違いは?
- iso-week は ISO 8601 単体の **双方向変換 (日付 ↔ 2026-W21-3)** に特化。本ツールは **4 規格を並列比較 + カレンダー視覚化** に特化。「ヨーロッパ顧客の W21 と米国チームの W21 が違う日付を指す」を一目で確認したいとき本ツール、ISO 8601 単体で前後変換したいときは iso-week。
- なぜ 4 規格もあるの?
- 歴史的・地域的な事情で世界に複数の週番号慣習があるためです。**ISO 8601** はヨーロッパで主流、**米国式** は Excel WEEKNUM の type 1 と一致 (米国伝統)、**中東式** はサウジ / UAE / カタール等の GCC 圏で使われ土曜始まり、**簡易式** は Excel WEEKNUM type 21 / ASP.NET の week-of-year と一致 (1月1日が常に Week 1 の Day 1)。
- 週番号が年を跨ぐ典型ケースは?
- (1) **2024-12-30 (月)** は ISO では 2025-W01 (新年に近い月曜が含まれる週は新年扱い)、米国では 2024-W53 / 2024 年最後の週。(2) **2026-01-01 (木)** は ISO では 2026-W01-4、簡易では 2026-W01-Day 1。同じ日が規格で W1 か W53 か割れる。本ツールはこれをカレンダー上で可視化します。
- ISO 8601 のルールを正確に教えて
- (1) 月曜始まり、(2) **W01 は 1 月 4 日を含む週** (= 1 月初の木曜を含む週)、(3) **その年に少なくとも 4 日含まれる週** が W01、(4) その結果、ある年は 52 週、ある年は 53 週になる (例: 2026 年は 53 週)。年表記は ISO Year で、暦年と 1〜3 日ずれる場合があります。
- 米国式は Excel と一致する?
- Excel の `WEEKNUM(date, 1)` (type 1) と一致します。`WEEKNUM(date, 2)` (type 2) は月曜始まり版で、これは本ツールでは扱っていません (実質 ISO 風になるため)。`WEEKDAY` / `ISOWEEKNUM` も Excel に存在し、それぞれ独立した関数です。
- 中東式の根拠は?
- サウジアラビア / UAE / カタール / オマーン等の Saturday-first 文化を反映。週内日番号は土曜=1、日曜=2、…、金曜=7 (休日が金曜の伝統)。アンカー (どの週を W01 にするか) は ISO 風 (週内 4 日以上で W01) を採用 — 厳密な国際規格はないので一意ではありません。CAUTION: ローカル運用では会社・宗派で微妙に違うことがあります。
- データはサーバーに送信されますか?
- いいえ。`Date` オブジェクトのローカル計算のみ。
「送らない」を確かめるには
このツールは入力データを外部に送信しません。仕組み・監査手順・運営方針は以下で詳しく説明しています。
類似のツール
ISO 8601 週番号 ⇔ 日付変換 — その日の週確認・週開始日
ISO 8601 週番号 (例: 2026-W21-6) と日付 (例: 2026-05-23) を相互変換します。Mode で出力フォーマットを切替。曜日省略 (2026-W21) も解釈し、その週の月曜日を返します。1 月 4 日を含む週が常に W01、週は月曜始まりという ISO 規約に従い、年を跨ぐ週も (2024-12-30 = 2025-W01-1 など) 正しく処理します。すべてブラウザ内で処理。
日付の差を計算 — 日数 / 週 / 月 / 年 / 営業日カウント
2 つの日付の差を、日数 / 週 / 営業日 / 「Y 年 M ヶ月 D 日」 / 時刻まで含めた合計時間・分・秒で同時に算出。終了日を含めるか、時刻を含めるかをチェック 1 つで切り替え。すべてブラウザ内で計算します。
営業日計算 (日本祝日対応) — N 営業日後の日付・期間カウント
日本の祝日・土日を除外して、N 営業日後 (または前) の日付を計算します。振替休日・国民の休日・春分の日・秋分の日にも対応 (1955-2099年)。納期計算・支払期日・営業日カウントに最適。すべてブラウザ内で処理し、日付情報を外部に送信しません。
世界時計 — 主要都市の現在時刻をリアルタイム一覧表示
複数の都市の現在時刻をリアルタイムで並べて表示。任意の都市の時刻を「基準」に設定すると、他の都市はその瞬間の現地時刻に切り替わります。都市の追加/削除に対応。